こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。

中国で子供向けエンターテイメントコンテンツを提供する会社をやっています。

悪いのは格差じゃなく、格差を受け入れないこと。

今日本に帰国しています。前回の記事からだいぶ日が空いてしまいましたが、“半外人”の立場から気付いたことをまたボチボチ書いてみようと思います。 ここ数年、何かと登場する“格差”と言う言葉、ピケティ大流行で更に頻繁に目にするようになりました。“所得…

移民問題、同化政策。理想と現実と覚悟と。

産経新聞の曽野綾子氏のコラムに関して、連日ニュースで大騒ぎになっています。コラムを見て、私も海外に住む身としていろいろ思うことがありました。しかし、大騒ぎになった反応への違和感などもあり、上手く考えがまとまらずにいたところ、この方の記事を…

10年前の私と10年後の私に何か言えることがあるか?

今週のお題「10年」 10年前の今頃、私は中国に来て1年半。ひょんなきっかけでここで暮らすことになり、日本人の友達もいないままローカルにどっぷり使った生活であっという間に時間が過ぎ、なんとかめちゃくちゃな中国語でコミュニケーションには困らない…

「迷惑」の呪縛から逃れる“差不多”のすすめ。

子供を連れて日本に帰ると、新鮮に見えることがたくさんあります。 電車に乗る時に子供が迷惑を掛けないかとても緊張すること、それでも白い目で見られてしまうこと、道路工事しているでこぼこ道でベビーカーを押していたら小学生が手伝ってくれたこと、バリ…

中国のこども、日本のこども

海外で子供を育てるということ。 - こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。 前回海外での子育てに関する悩みを書いた中で、中国のマナーなど嫌だと思う部分を紹介していましたが、もちろんいいなと思うところもあるし、他にも日本との違いがあ…

海外で子供を育てるということ。

トピック「叱り方」について 私には2歳半の息子がいます。言葉も動きもだんだん達者になってきて、“良い、悪い”を教えていく時期が始まりました。そして今私が目の当たりにしている問題は、「家庭内のダブルスタンダード」です。 日本に居る時、私は日本に…

中年の熱さ。しくじり先生

突然ですが、しくじり先生にはまっています。 笑いながら、時々キュッと心が痛みつつ、また大笑いして、でもどこか少し泣きそうになりながら見ています。私が大げさなのかも知れませんが、私の周りの中年友達には反響が大きいようです。 私は昔から“狭くて深…

-20度の星空

今週のお題「さむい」 私は東京出身なので、今まで体験した最低気温はスキー場でのー5度くらいでした。私の夫の出身地は冬ー20度くらいになるところです。初めて行った時、外に出る度鼻の中に何か入ってくると思っていたら、凍った自分の鼻毛でした。食材…

曖昧なデモが分かりません。

【動画】「9条守れ!」「集団的自衛権反対!」「I am KENJI」…首相官邸前で、後藤健二さんの解放求めデモ 【動画】「9条守れ!」「集団的自衛権反対!」「I am KENJI」…首相官邸前で、後藤健二さんの解放求めデモ 昨日総理官邸前で「I'm Not Abe、殺すな」…

交渉という技術。その3:交渉力を最短でアップさせる方法。

交渉の話、続きです。 交渉という技術。その1:あなたは何故ぼられるのか? - こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。 交渉という技術。その1:あなたは何故ぼられるのか? - こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。 交渉という…

交渉という技術。その2:自分のルール、相手のルール。

昨日から引き続き交渉の話です。 <a href="http://123culturemedia.hatenablog.com/entry/2015/01/23/011253" data-mce-href="http://123culturemedia.hatenablog.com/entry/2015/01/23/011253">交渉という技術。その1:あなたは何故ぼられるのか? - こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。</a> 交渉という技術。その1:あなたは何故ぼられるのか? - こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。 …

交渉という技術。その1:あなたは何故ぼられるのか?

今まさに72時間に日本の交渉力が試されています。しかし日本での日常生活で“交渉”はかなり縁遠いものではないかと思います。私は日本を出てから、今まで“交渉”して来たつもりだったのは、実は“相談”や“確認”だったということを思い知りました。 あなたは中…

知りたくない、というのは逃げでしょうか。

頭の中の不要ファイル インターネットを使うようになってから一番困ることは、知りたくないこと、知る必要が無かったこと、興味がないこと、それらの情報を目にする回数が格段に上がったことです。少しの隙間に大量の情報が入り込み、それらは何かしらの残痕…

現金書留が使えている間、日本はまだ大丈夫だ。

先日日本に帰国している際、母が親戚から送られた現金書留を受け取っているのを見て、久々にこの言葉を思い出しました。最高50万円までの現金を金額を明記した紙の封筒に入れて、全国どこへでも何人もの手を渡って家に配達されるというこのシステム、冷静に…

「好きを仕事にする」ことが出来なかったら。

ワンピ尾田の「好きを仕事にする」に読者「好きを仕事にできない人がいるから世界は回る」もう何日か前に上がったニュースですが、再度その反応を取り上げられていたので私も考えてみました。私は一応好きを仕事にしていると言えます。でも、この記事を見て…

ユニクロの下請け工場問題。その3:問題はユニクロを着るのか着ないのかということ。

ユニクロの下請け工場問題。その2:調査報告書の勧告内容を検証する。 - こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。 この問題は今日でまとめにします。 その1、その2で調査報告書に対する疑問を述べて来ました。簡単にまとめるとこんな感じでし…

ユニクロの下請け工場問題。その2:調査報告書の勧告内容を検証する。

<a href="http://123culturemedia.hatenablog.com/entry/2015/01/16/200718" data-mce-href="http://123culturemedia.hatenablog.com/entry/2015/01/16/200718">ユニクロ下請け工場問題について。その1:報告書に対する疑問点 - こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。</a> ユニクロ下請け工場問題について。その1:報告書に対する疑問点 - こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。 昨日SACOMが…

ユニクロ下請け工場問題について。その1:報告書に対する疑問点

&lt;a href="http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20150113-00042192/" data-mce-href="http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20150113-00042192/"&gt;ユニクロ: 潜入調査で明らかになった中国・下請け工場の過酷な労働環境(伊藤和子) - Yaho…

真っ白い世界とネガティブの種。

ここ数日、空気が悪い日が続いています。今日は一段と酷く、AQI(空気質量指数)は 現時点で433です。 向かいのビルも霞み、日光も影もなく朝か昼かもわからないぼんやりとした世界、 いつも聞こえてくるうるさい程賑やかな人の声もなく、PM2.5用の息苦しいマ…

嫌な予感しかない二十歳を迎えた人へ

トピック「成人式」について という文字を見て、ドキッと心臓が痛みました。 私の人生で、今のところ一番戻りたくないのが14歳、その次が二十歳です。 14歳の時は、自分の中のどす黒いものをどうしていいか分からず持て余していまし た。それが他の人にも有…

あの時、ステージに立っていた君へ

昨日道を歩いていたとき、無意識に何かのメロディーを口ずさんでいました。「あれ?この曲何だっけ?」目的地に着いても思い出せず何となく一日ずっとどこかに引っかかっていて、夜、急に思い出しました。 私は13年くらい前、東京の小さいライブハウスで働…

ペン対銃

パリの事件についてもう何回か書いているのに、それでもニュースを見れば見るほど違和感が募るばかりです。 <a href="http://123culturemedia.hatenablog.com/entry/2015/01/09/185603" data-mce-href="http://123culturemedia.hatenablog.com/entry/2015/01/09/185603">表現の自由という幻の贅沢品。 - こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。</a>

No More オシャレライフ。

深い色のフローリングに白い壁。シンプルだけど丁寧に作られた必要最小限の家具。大きめのグリーンが太陽の光を浴びている横で、丁寧に入れたコーヒーを飲みながらゆっくり本でも読んでみる。シンプルだけど落ち着ける、居心地のいい空間。 こんな生活にずっ…

私達は縛られたい。

昨日暇や無駄について書いた後、ニュースで自由という言葉を何度も目にして、またいろいろ思い始めたので、続きです。 2015年の私達は昔より大分解放されている。 無駄な手間や時間から解放された。 重い荷物から解放された。 ある場所に行かないと見えなか…

ヒマを生き抜く強さを持て  ©1993スチャダラパー 

スチャダラがこれを書いた1993年、調べたら初のデジタル方式携帯電話開始された年でした。 わずか十数年で劇的な進化を遂げた携帯電話の歴史 - NAVER まとめ あれから22年、私達は今、どのくらいのヒマな時間に立ち向かえるだろうか? スマホもPCもタブレ…

表現の自由という幻の贅沢品。

パリのテロ事件以来、表現の自由と言うテーマが飛び交い議論されています。「表現の自由は絶対で暴力に屈してはならない。」「自業自得」など様々な意見で議論される中、私は何かピンと来ない感じでこの何日かニュースを見ていました。 フランスの「涜神の権…

空っぽな目

3年前まで、こどもが嫌いでした。仕事以外の事に興味も考える時間もなく、仕事の邪魔になるものは全て苦手で嫌いでした。こどもに関する悲惨なニュースを見ても、「世界の全員が幸せでいる事なんて無理なのだからしょうがない。」としか思えませんでした。…

中国の「よいこ」とは?

皆さんのイメージする良い子ってどんなイメージですか? 元気な子、優しい子、真面目な子、一生懸命な子、色々有ると思いますが、中国の伝統的な概念では、よいこは「聞き分けの良い子」と言う意味である事が多いです。大人の言う事によく従う子=良い子。 …

こども嫌いがこどもに関わる会社を始めた理由。

元こども嫌いがなぜそんな会社を作ったか? 自分が親になったから。 こんなつまらない理由です。 中国にこどもを遊ばせたい場所がなかったし、見せたいものがなかったから。 「それじゃ自分で作ってしまおう。」 これが全てです。 何の見通しもなく、こんな…

ブログ嫌いがブログを始めた壮大な言い訳。その3 じゃあ、なぜ始めたのか?

言い訳の続き、これで最後にします。 ブログ嫌いがブログを始めた壮大な言い訳。その1 不特定多数に向けて話すということ。 - こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。 ブログ嫌いがブログを始めた壮大な言い訳。その2 縁の力。友達と知り合い…