こども嫌いでしたが、こどもに関わる会社始めました。

中国で子供向けエンターテイメントコンテンツを提供する会社をやっています。

ブログ嫌いがブログを始めた壮大な言い訳。その3 じゃあ、なぜ始めたのか?

 言い訳の続き、これで最後にします。

 

その1,2で私が苦手だった理由を書きました。

「そんな偏屈な奴は関わらずに好きにしていればいい」 と思われていると思います。私もそう思っていました。

それが、なぜ今始めたのか?それはこの初めての分野で一から仕事を始めてみたことが全てです。

 

1、知り合える人の量への魅力

頑なに自然に出会える縁を信じていた私ですが、新たな分野で一から仕事を始めてみると、新しいことを調べる事が必要になりました。何も知らずに始めてしまったので、新しい業界には知り合いや先輩もいません。そんな時、分からない事を知っているであろう誰かを知らないので聞きようがなく、私の偏った交友関係ではどうにもならないということを悟りました。何かの目的の為に更に大きな窓口を構える。これもネットだから出来ることなんですよね。

お恥ずかしいことに、facebookの次はなどが当たり前の話題の世の中で、これが私のリアルタイムの感想です。

2、もらうばっかりでずるい?

友人に言われた事です。なるほど、私にとっては「自分の事を世界に発信」なんていうのは大それた事だったのですが、出すことが普通の世の中では出さないことは自分だけ隠しておいてずるいという考えになるのかも知れません。言われてみれば、私はブログを見るだけでコメントなどしたこともなく、役に立ってありがたかった気持ちを伝えたりもしていませんでした。なぜならこの人は私の知り合いではないから。ここでまた言い訳その2の、人付き合いの距離感問題が持ち上がるのです。

ずるいと言った友人は、ネットにはネットの付き合い方の距離感があり、私がそれを知らないから何でもリアルの距離感の物差しで図ろうとし矛盾が生まれていると指摘しました。もし私が感想や自分の経験を相手に伝えていれば、相手も何か得るものが会ったのかも知れないと。これは分かりやすかった。中国でも初めは人付き合いの距離感を掴めず苦労しました。同じことなんじゃない?と言われてスッと腑に落ちた気がしました。それなら、このネットでの距離感というものを体験する為にやってみようと思えるようになりました。

3、素人の情報の必要性

1、有名人、

2、プロの文章を書く人

3、会社、アフリエイトなどでの収入目的の人

4、人にお裾分け出来る専門知識がある人

今までこれ以外の人がブログをする理由が分からず、大変失礼ながら本人の自己顕示欲を満たすという意味しかないのだろうと思っていました。本や映画でも、私はその作られた作品が好きでオフショットやエッセーにはあまり興味がない方だったので、今まで私が見るブログも4だけでした。

また、私は二十歳から今までずっと同じ業界にいたこともあり、今まで壁にぶつかった時は自分に何が足らないのか割と理解出来ていたので、それに必要な答えだけをピンポイントに探していました。それが今は新しい業界で、困ったことがあっても解決方法はおろか原因すらわからず、何をどう探すかさえわかりません。そこで、似たような状況の人のブログで具体的なキーワードを得て、そこから的を絞って探すという方法を取ることがあります。同じように悩んでいる所謂素人の情報が私に取ってはとても役に立ち、どんな情報でも誰かの役に立つことがあるという事を身を持って知りました。

私が書いていく文章が誰かの役に立つかは甚だ疑問ですが、もしかして意味があるかも知れないと思うことだけでも、恥ずかしさや怖さを超えてやってみようという気持ちを後押ししてくれます。

 

4、やらず嫌いは駄目

これは“縁”の次に私が信じている事です。私は割りと思い込む性格なので、物事をやる前とやった後で意見が180度変わるなんてことが多々ありました。だから未経験な事に対する自分の意見は信用出来ないと、自分自身どこかで考えています。そのせいでバカな事をしてしまったという失敗も数々ありましたが、更にもうひとつの信条が「やらないでする後悔よりやった後の後悔」なのでしょうがないです。このブログやSNSについてもやらず嫌いになっているのではと自分で気が付いてしまった以上、とりあえずやってみてから判断するかと思っています。その結果辞めるかもしれませんが、その時にはもっと違った意見を持てているはずなので良しとしましょう。

また、今後会社を宣伝していく時に、ネットでの距離感を持っていたいという下心もあります。今まではネットによって何かが広がっていく現象を傍からから眺めていただけなので、自分もその世界に小指だけでも突っ込んでから眺めるのはまた違うのだろうと思っています。

 

そんなこんなで、とりあえずブログから始めてみることにしました。

本当に今時こんな重い(面倒くさい)意気込みでブログを始める人なんているのだろうか?これが10年前くらいなら誰か共感してくれたかも知れませんが、自分で書いていて情けなくなってきました。もうこれ以上言い訳はやめて、これからはこういう人が始めた会社がどうなるのか、記録していけたらなと思います。

また、この新しい方法が面白い出会いを運んでくれることを祈っています。